「お金がないから独学で頑張ります」が一番高い買い物になる話|自己投資で買ってるものの正体
ども、ポンポンさんです。
いきなりですけど、こういう経験ないですか?
・教材とか講座のページを開いて、値段見て、そっ閉じした
・「まずは無料でできるとこまでやろう」と決めて3ヶ月経った
・ブックマークフォルダが無料note・無料PDF・YouTube解説でパンパン
・で、売上はまだ変わってない
耳が痛かったらごめんなさい
(僕は耳どころか全身痛いですw全部やってたので)
今日は「自己投資でお金を払う時、実際は何を買ってるのか」って話をします。
これ、分かってるつもりで分かってない人がめちゃくちゃ多い
僕も起業初期、完全に勘違いしてました。
で、その勘違いのせいで一番高い買い物をしてたんですよ。
財布からは1円も出てないのに、です。
無料で頑張った数ヶ月、有料教材の1章目で終わった話
起業したての頃の僕の学び方は「無料をかき集める」でした。
深夜にスマホで無料記事を読み漁る
「有料級!」って書いてある無料PDFを全部ダウンロードする
YouTubeの解説動画を倍速で流し続ける
断片的な情報をノートにまとめて、分かった気になる
これを数ヶ月やった後に、覚悟決めて有料の教材を買ったんですよ。
そしたらね、最初の章を読んだ時点で天を仰ぎました
「……この数ヶ月、何やっとってん」
自分が数ヶ月かけて、あっちこっちの無料情報を繋ぎ合わせてようやく「たぶんこういうことかな?」って推測してた内容が、最初の章に順番つきで整理されて置いてあった
しかも僕の推測、けっこう間違ってました笑
ここで気づいたんですよ。
僕は節約してたつもりで、時間で払ってた
知識の値段は暴落した。でも暴落してないものがある
「教材にお金を払う=知識を買う」だと思ってるうちは、自己投資の値段って高く見えるんですよ。
だって知識だけなら、検索とAIでほぼタダで手に入る時代じゃないですか?
ChatGPTやGeminiやClaudeに聞けば、それっぽい答えは一瞬で出てくる
「じゃあ数万円の教材とか、数十万の講座って何やねん」ってなりますよね
(この疑問自体はめちゃくちゃ真っ当です)
でもね、値段が暴落したのは「知識の断片」だけなんですよ。
暴落してないものが3つある
・体系化(バラバラの知識を繋げた完成図)
・順序(何からやるか、何を後回しにするか)
・照準(何を”やらなくていいか”の判断)
教材の価値の本体はこっちです。
ガンプラで考えてほしいんですけど、パーツが全部揃った状態で袋にドサッと渡されても、説明書がなかったら完成しないんですよ。
パーツはある。全部ある。無料で手に入る。
でも「どの順番で、どこに、何をはめるか」が分からないから、腕が3本生えたよく分からんロボットが出来上がる
無料情報だけで学ぶって、説明書なしでガンプラ組んでるのと同じ状態なんですよね。
パーツ集めは無料でできる。
組み上がらないのは、パーツが足りないからじゃなくて説明書がないからです。
そして先人の試行錯誤って、この説明書そのものなんですよ。
「この順番でやったら失敗した」
「ここは飛ばしていい」
「初心者はまずここでつまずく」
っていう、誰かが先に踏んだ地雷の記録。
知識のパーツを買ってるつもりで、実際に手に入れてるのは先人が何年もかけて潰してきた選択肢なんですよ。
ちなみに独学には、もう1個見えないコストがあります。
忘却です
エビングハウスの忘却曲線って研究があるんですけど、人間って学んだそばからガンガン忘れる生き物なんですよ。
体系化された教材は、この前提で「どこで復習させるか」「どの順番なら定着するか」まで組まれてる。
一方、あっちの無料記事、こっちの動画、ってつまみ食いした知識は、繋がりがないから片っ端から頭からスポスポ抜けていく
つまり独学って、遠回りしながら、覚えたことも忘れていくっていう二重の消耗戦なんですよね。
「お金がない」の正体はリスク回避です
ここまで読んでも、たぶん頭のどこかでこう鳴ってると思うんですよ。
「もう少し自分で調べてからにします」
「今はまだその時期じゃないんで」
「ってか無料でも十分学べるし」
分かります。全部、昔の僕のセリフです
(督促状でポストがパンパンだった男なので、お金がない側の気持ちは日本トップクラスに分かる自信があります)
でもこれ、突き詰めると本音は別のところにあるんですよ。
「払った分、回収できなかったらどうしよう」
これです。お金の問題っぽい顔をしてるけど、正体はリスクの怖さです
その証拠に、絶対に儲かると分かってる話なら、人はお金を借りてでも払うんですよ。
で、リスクが怖いこと自体は正常です。むしろ健全
問題は、リスクを「投資額」で測ってることなんですよ。
3万円の教材が怖いのは「3万円失うかもしれない」から。
でも実際に比較すべき相手は、財布の中の3万円と違うんです。
独学で溶ける数ヶ月と比較しないといけない
経済学が100年以上前に答えを出してました
これ、僕が勝手に言ってるんじゃなくてですね。
経済学に「機会費用」っていう考え方があります。
オーストリア学派のフォン・ヴィーザーっていう経済学者が定式化した、今や経済学のどの教科書にも載ってる基礎概念です。
ざっくり言えば、
あるものの本当のコストは、払った金額のことと違って、その選択のために諦めた別の選択肢の価値っていう話
大学進学の本当のコストは学費だけと違うんですよ。
「4年間働いてたら得られた収入」も含まれる
同じように、独学の本当のコストは0円と違います。
「その数ヶ月で得られたはずの成果・経験・次の挑戦」が全部含まれる
高速道路と下道の話がまさにこれで
料金2,000円をケチって下道で10時間かけた人は、2,000円を節約したことになってない。
時間で払っただけなんですよ。
自己投資の議論、いっつもこれです。
「教材3万円 vs 財布の3万円」で比較するのは会計の発想。
「教材3万円 vs 独学3ヶ月」で比較するのが経済の発想。
しかもこの3ヶ月、単体で消えるだけと違うんですよ。
3ヶ月早く着いたら、そこで得られる成果も、経験も、次の挑戦も、全部3ヶ月前倒しになる。
前倒しになった成果がまた次を前倒しする
複利の起点がズレるんです。
最初の数ヶ月の差が、5年後には追いつけない距離になってる
で、もっと嫌な話をすると、独学の彷徨いが削るのは時間だけと違うんですよ。
ハーバードの経済学者ムライナサンの研究(『いつも「時間がない」あなたに』って本になってます)で、お金や時間の不足って、脳の処理能力そのものを下げることが分かってます。
インドのサトウキビ農家を収穫前(お金がない時期)と収穫後(お金がある時期)で比較したら、収穫前はIQテストのスコアが平均13〜14ポイントも低かった
頭が悪くなったんじゃないです。
お金の心配が、脳の処理能力を占有してた
「何が正解か分からんまま彷徨う」って、これと同じ状態なんですよ。
進んでるか分からない不安が頭のリソースを食い続けるんで、学習の質そのものが落ちる。
遠回りしながら、遠回りする能力まで下がっていくっていう地獄です
僕が脳みそに数千万単位で突っ込んできた理由
とはいえ僕も、最初から気前よく払えたわけちゃうんですよ。
起業して間もない頃、貯金60万しかないのに、100万の自己投資をしたことがあります。
足りない40万は借金でかき集めました
(冷静に考えるとバグってますね)
当時の脳内はこんな感じです。
「いや無理やろ」
「貯金より高いってどういうことやねん」
「これで外したらガチで終わる」
クソビビりながら払いました。
結果、そこで手に入った情報とツテで800万くらい儲かった。
その後も、たまたま紹介で出会った人のコンサルに200万払ったことがあります。
これは3ヶ月以内に1,000万以上になって返ってきました
いや、意味不明でしょ笑
でもこれ、宝くじに当たったのと違うんですよ。
あの200万で買ったのは、その人が先に何年もかけて踏んできた地雷の場所です。
「そのやり方は俺も昔やって死んだからやめとけ」
「そこは悩むとこちゃう、こっちが先」
この一言一言が、僕の遠回りを数ヶ月単位でスキップさせてくれた
自分一人で全部の地雷を踏んで確かめてたら、たぶん何年もかかってました。
下手したら途中で資金が尽きて退場です
僕は月収100万が安定するまで33ヶ月かかった遅咲き型なんですけど、それでも26歳で個人累計1億までいけたのは、途中から「時間を金で買い戻す」ことを覚えたからです
(33ヶ月の前半は、まさに無料かき集め期でした。だから遅咲きなんですよ)
ちなみにこの経験以降、僕は自己投資への恐怖が消えました。
200万を「高い」と見るか、「1,000万のリターンの入場料」と見るか。
値札と違って、回収までの時間を見るようになったんです
以来、脳みそには数千万単位で投資してきました
(金額だけ聞くと頭おかしいですね。自分でもそう思います笑)
で、これは僕だけの話と違うんです。
いつの時代も、先に行った人の記録を買った人間が最短で進んできた。
大航海時代、船乗りたちが命より大事にしたのは海図です。
あれって要は「先人がどこで座礁したかの記録」なんですよね
海図なしで出港する自由は誰にでもある。
でも歴史上、それで新大陸に着いた人はほぼいない
買っただけでは1秒も短縮されない
ここで釘を刺しておきたいんですけど。
「じゃあ教材買いまくればいいんや!」は違いますからね
教材を買う→読まずに次の教材を買う→また買う
これをやると、頭の中が情報のゴミ屋敷になるだけです。
時短どころか、積んだ教材が「やってない罪悪感」として毎日メモリを食う
自己投資が時短になるのは、買った試行錯誤の記録を、自分の行動に載せた時だけです。
海図は買っただけじゃ意味なくて、船を出して初めて意味を持つんで。
あと、投資した瞬間に生まれる「もう言い訳できない」っていう緊張感。
あれも込みで買ってると思ってください
無料情報って、いつでも捨てられるから本気で読まないんですよ。
金を払った瞬間、人は回収しにいく生き物になります
逆に「買っては積む」を5年繰り返した先に待つ未来も言っておくと
知識だけは異様に増えてるのに売上は変わらず、「学んでるのに結果が出ない」って一番きつい状態で足踏みし続けるか、教材のせいにして次のノウハウを探しにいくかのどっちかです
(後者は業界で「ノウハウジプシー」って呼ばれてます。抜け出すのに何年もかかる沼です)
買う→やる→回収する。
この1セットを完了させてから次を買う
これだけで自己投資の成績はガラッと変わります。
稼いだ後の方が、自己投資は安くなっていく
もう1個、面白い構造の話をします。
稼げるようになったら自己投資は卒業、って思うじゃないですか。
逆なんですよ。
収入が上がるほど、自分の時間単価が上がりますよね。
時間単価が上がるってことは、遠回り1ヶ月の損失額がデカくなるってことです。
月10万の人の遠回り3ヶ月と、月300万の人の遠回り3ヶ月って、失ってる金額が桁違いなんですよ。
だから稼いでる人ほど学び続けるし、外注するし、人に聞く。
ケチだから成功したんと違って、機会費用の計算が染み付いてるから成功してるんです
で、これは月10万の人にも月100万の人にも、どの地点からでも相対的に同じことが起きます。
今の自分の座標から見て「次の壁」があって、その壁の前で独学彷徨いをするかどうかの選択が毎回ある
だから「稼いでからちゃんと学ぼう」は順番が逆でして。
学んで時間を買い戻すから、稼げる地点に早く着くんですよ。
じゃあ具体的に何をすればいいのか?
読んでるあなたの状況によって、やることは変わります。
まだ売上がゼロ〜これからの人
いきなり大きい金額を張る必要はないです。
生活のライフラインだけは絶対に死なせないでください
その上で、つまみ食いを1回全部止めて、信頼できる「体系」をまず1個だけ買う。
1個を最後までやり切る
10個の無料情報を薄くなめるより、1個の説明書どおりに最後まで組む方が、圧倒的に早く形になります
(完璧に理解できなくていいです。順番どおりに進むだけで、独学組とは別のゲームになってるので)
すでに月5万〜50万とか、売れた経験がある人
まず自分の時間単価を計算してみてください。
先月の利益を、実際に働いた時間で割るだけです
その数字に「遠回りしてる時間」を掛け算すると、あなたの独学の請求書が出ます。
たぶんゾッとしますよ
その金額が見えたら、次の壁に対して「先に踏んだ人の記録」を買う判断が、感情と切り離してできるようになります。
買い戻した時間で、何をするか
ここまでの話、まとめますね。
・知識の断片はタダになった。体系化・順序・照準の値段は落ちてない
・自己投資で買ってるのは知識と違って、先人の試行錯誤=時間
・「お金がない」の本音はリスク回避。比較相手は財布と違って、独学で溶ける数ヶ月
・彷徨いは時間だけやなく判断力まで削る
・買った記録は行動に載せて初めて時短になる
で、最後に一番大事な問いです。
買い戻した時間で、何をするか?
時短して浮いた時間をまた労働に注いだら、それは単に高速で消耗してるだけなんですよ。
僕の答えは決まってます。
浮いた時間で、マーケティングを学ぶ。
学んだマーケで、自分がいなくても売れる仕組みを作る。
仕組みが回り始めたら、時間を切り売りする側から、資産を積む側に移る。
ここまでやって初めて、買い戻した時間が複利で増え始めます。
自己投資→時短→その時間で仕組み化→さらに時間が生まれる→また投資
この回転に入った人と、「お金がもったいない」で毎回下道を選ぶ人。
5年後に開いてる差は、財布の中身の差と違って、通ってきた道の長さの差です。
一番希少な資源は時間で、それは買い戻せる。
これを知ってるかどうかだけの話やったりします。
それでは、今日はこのへんで。
ポンポンさんでした。

